ジャニーズJr.はどこいった？謎だらけのTwenty★Twenty！デビュー組で結成されることになったワケ
2020年5月13日、ジャニーズ事務所がSmiliUp!Projectの一環として「Twenty★Twenty」の結成とチャリティーソングを制作することを発表しました。
メンバーをみると、デビュー組ばかり。
生前のジャニー喜多川から聞いていたジャニーズJr.で結成する構想とあまりに違っており、ファンにとっては衝撃的な報道となりました。
今回はジャニーズJr.で結成される予定だったTwenty★Twentyがどうしてデビュー組で固められたのかについてまとめていきます
ジャニー喜多川構想のTwenty★Twenty
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2012年から帝国劇場で行われた舞台「ジャニーズ・ワールド」。
2013年にはヒット御礼公演として「ジャニーズ・ワールド感謝祭」が東京ドームで行われました。
そして、感謝祭前にジャニー喜多川が「2020（トゥエンティ・トゥエンティ）」を結成する予定だと発表しました。
40人のグループで結成され、2020年開催予定だった東京オリンピックを応援するユニットとなる予定でした。
ジャニー喜多川の構想としては、2013年時点で700人いるジャニーズJr.の中から20人ずつ2チームを選抜し、メンバーを入れ替えながら活躍するグループを結成するというもの。
「五輪が始まる年にCDデビューがあるかも」
と期待が高まる発言をしています。
今回結成された「Twenty★Twenty」で、SixTONESは
ジャニーさんが長い間、構想を練っていたことを身近で知っていた僕たちにとって、こういう形とは言え、Twenty★Twentyが実現することが本当に感慨深いです。
とコメントしています。
ジャニー喜多川は東京オリンピックに向けて、ジャニーズJr.で結成される大人数グループの結成を長年構想していました。
そして、ファンも「次にデビューするジャニーズJr.はだれか」「選ばれるジャニーズJr.はだれか」と待ち望んでいました。
デビュー組になった理由
ジャニーズJr.で結成されるものと思っていたTwenty★Twenty。
しかし、フタをあけてみるとジャニーズJr.ではなくデビュー組で結成されていました。
どうして、ジャニーズJr.で結成されなかったのでしょうか。
①プロモーション力と話題性
ジャニーズJr.のみで結成されたグループとデビュー組で結成されたグループでは明らかに活動力が違います。
ジャニーズJr.のみではファンなど世間の一部やジャニーズの先輩しか知名度はありません。
もし結成するとなれば「大人数グループ」として話題性はありますが、個々として知られていない分、全体でしか見られません。
また、芸能界でもテレワークが進んでいます。
SixTONESやSnowManのデビュー時のような大掛かりなプロモーション活動はできません。
また、目的は「新型コロナウイルス感染拡大に伴うチャリティーユニット」です。
チャリティーユニットが個々を知ってもらうためにプロモーション活動を行うことは不謹慎でもあります。
しかし、デビュー組のみで結成されたユニットとなれば、プロモーション活動を行わなくても話題性は十分です。
CDやライブDVDを発売すれば売れる、ライブにはなかなか当たらないことが知られている人気タレント勢ぞろいです。
音楽、ドラマ、映画、舞台、バラエティ、CMとタレントそれぞれがひっぱりだことなっており、世間からの知名度は抜群です。
「大人数グループ」としての話題だけでなく、個々として知られているため「豪華すぎる大人数グループ」として見られます。
大がかりなプロモーション活動をすることなく、チャリティ活動ができます。
構想と実現で変わらない「応援」ですが、破壊力があるぐらいの話題性や豪華さから言えば、デビュー組で結成されるのが適切なのかもしれません。
②発言力の強さ
ジャニーズタレントにより「何かできることはないか」という想いで結成されたTwenty★Twenty。
これまでにV6、TOKIO、KinKi kidsで結成された阪神淡路大震災チャリティグループ「J-FRIENDS」や東日本大震災の復興プロジェクト「Marching J」が行われてきました。
どれもタレントの希望で結成・発足されています。
本来、滝沢秀明らジャニーズ事務所幹部もジャニー喜多川の意思を引継ぎ、「Twenty★TwentyはジャニーズJr.で結成させるグループ」ととっておいたはずです。
それを覆してデビュー組で「Twenty★Twenty」を結成させました。
おそらく滝沢秀明のことですから、何らかの事情や戦略があるに違いありません。
しかし、デビュー組の発言力の強さにより、ジャニーズJr.で結成される予定だったグループがデビュー組のチャリティグループとして変わったようです。
③東京オリンピック延期と新型コロナウイルス感染拡大
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「Twenty★Twenty」は生前のジャニー喜多川の構想では「東京オリンピック応援を目的としてのグループ結成」とされていました。
しかし、東京オリンピックは新型コロナウイルス感染拡大によって延期となりました。
そして、「東京オリンピック」よりも「新型コロナウイルスの深刻さ」が大きくなっています。
東京オリンピックでジャニーズJr.をプロモーション・プロデュースするよりも、新型コロナウイルス感染拡大が深刻です。
のんきに東京オリンピックのことを今は考えていられません。
今はジャニーズグループ全体で力を合わせなければいけないときです。
「ジャニーズJr.のプロモーション・プロデュースは二の次」と考えられ、ジャニーズJr.での結成はなくなったものと思われます。
また、新型コロナウイルスの感染拡大はジャニー喜多川には予想できない事態です。
今も現役でプロデュース業に専念する偉大なジャニーズ事務所の社長であるならば、新型コロナウイルス復興プロジェクトやチャリティ活動としてグループを結成しているでしょう。
その意思を引継ぎ、意図をくんだ滝沢秀明はやっぱり後継者として適切な人物だったのかもしれません。
しかし、ジャニーズJr.個々で、新型コロナウイルス感染拡大復興応援として動画配信サイトISLANDTVにて自宅から動画を配信しています。
デビュー組だけでなく、ジャニーズJr.も自ら応援しようとしています。
いつか新型コロナウイルスが落ち着いたときに、もっと多くのメディアでファンから応援できる日がくるといいですね。
（つづく）
