楽天市場は送料無料にならないの?~送料無料が緊急停止命令!他社とは何が違うの?~
購入者として「送料無料」は嬉しいポイントです。
しかし、2020年2月28日に公安取引委員会は楽天に対して緊急停止命令を出すように申し立てました。
「送料無料」が問題視されたのです。
もう楽天市場では送料無料で商品は購入できないのでしょうか。
また、他社サイトでは〇円以上購入すれば無料ができるのに、楽天市場ではなぜできないのでしょうか。
楽天が送料無料化すると発表
現在、単品で送料無料として発売している商品はたくさんあります。
「送料無料」というタグがついています。
今回、公正取引委員会で問題視されたのは単品で送料無料になっている商品に対してではありません。
楽天は「2020年3月18日から3,980円以上購入した利用者に対して、一律で送料無料にする」と発表したのです。
つまり、まとめて購入したら送料無料にするというが問題視されました。
楽天の送料無料はなにが問題なのか
楽天の送料無料は1店舗で3,980円以上購入すれば適用されます。
楽天市場は小さなお店から大手のお店まで集まる商店街のようなサイトです。
出品者情報に「〇〇(ショップ名)楽天市場店」と書いてあるように、楽天市場内でたくさんのお店が展開されています。
「送料無料」ということは送料は購入者が負担しないということです。
つまり、出品者である店舗が送料を負担するということです。
送料を負担すると苦しいお店で送料無料をされてしまうと、楽天では経営できないということになってしまいます。
では送料分、商品の値段を高くすれば店舗側にも負担が起こらないのでは?思いますよね。
そうなってくると、他のサイトで商品を比べたときに値段が安いサイトの方で購入されてしまうので、売り上げが伸びません。
そうなってくると、やはり経営できなくなってしまいます。
店舗側が送料を負担するというのは、なかなか厳しいのです。
他社ではなぜ送料無料が実現しているのか
Amazonでは2,000円以上購入すると送料無料になります。
これは「Amazon.co.jpの配送に限り2,000円以上の購入で送料無料になる」ということです。
つまり、出品は各店舗がするけど、配送作業はAmazonがするよ、ということ。
Amazonでは巨大な配送センターがあり、そこから各店舗の商品を出品しています。
配送センターからの一括配送なので、送料を一律にすることができるという仕組みです。
楽天とAmazonでは仕組みが異なり、一括配送をしているAmazonでなら実現できることなのです。
楽天の送料無料は実現するのか
楽天は「対応できる店舗から送料無料を実施する」と正式発表しました。
また、「送料無料」から「送料込み」という言葉に変えることも明らかにしました。
「対応できる店舗」と限定したのは新型コロナウイルスの影響としています。
公正取引委員会で問題視されてしまった以上、強制はせずに「準備が整った店舗とともに開始」ということで、実現させる予定です。
購入者としては嬉しい送料無料。
しかし、出品者としては厳しい言葉です。
出品者も購入者もwin-winな関係になれるようなシステムになってほしいですね。
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