収束するの!?新型コロナウイルスはどこまで拡大するのか~他のウイルスから考える~
2019年12月、中国で新型コロナウイルスによる肺炎が流行していると世界各国で報道されました。
そして、3ヶ月経った今、世界各地で新型コロナウイルスの感染者が増え、猛威をふるっています。
「ぜんそくの薬が効く」「HIVの薬が効く」「インフルエンザの薬が効く」
他の薬が効くという事案もでており、収束に希望の光が見えはじめています。
しかし、新型コロナウイルスに対する薬はまだ開発されていません。
感染力の強さから感染者が広がるばかり。
経済がとまってしまうのではないかと危惧もされています。
新型コロナウイルス肺炎はいつ収束するのでしょうか。
WHOの発表
WHO(世界保健機関)は「コロナウイルスが夏までに消えるとは限らない。
ウイルスが勝手に消えてなくなると期待してはいけない。」と発表しました。
新型コロナウイルスは季節性のものだとは言い切れないようです。
コロナウイルスの代表例から考える
コロナウイルスは風邪、SARS、MERSが代表的なタイプのウイルスです。
風邪
風邪のウイルスは多くの種類がありますがコロナウイルスも一種です。
鼻やのどに症状を起こし、冬に流行します。
耳の痛みや頭痛も起こすことがあり、微熱時々高熱も起こします。
毎年、世界各地で発生しており、季節性で軽症であることが多いのが特徴です。
薬を飲むことで治ることもあれば、自然治癒することもあります。
SARS
2002年11月中国の広東省で発生し、世界で感染が拡大しました。
世界30か国で8422人が感染されたとしています。
死者数は916人、致死率は11%と、重症化すれば命を落とすことも。
日本では2003年5月に観光で来日していた台湾人医師が帰国後SARSにかかってしまった事例があります。
しかし、それ以外は事例として発生しませんでした。
2003年7月にWHOがSARSの封じ込めに成功したと発表しました。
台湾での最後の症例から20日過ぎても新たな症例がなかったことから、発表しました。
SARSのウイルスを分析・共有し、患者を隔離することで封じ込めに成功したようです。
11月から7月までの感染ということで、季節性のウイルスだったのかもしれません。
MERS
2012年9月サウジアラビアでラクダが感染源となる肺炎が流行しました。
実は、2020年1月現在も流行しています。
2019年11月までに、約27か国で患者数2494人、死者数858人であることが報告されています。
治療法やワクチンは存在していません。
重症化して脳炎や腎炎も発症しました。
2019年時点でサウジアラビアで14人が感染、5人が死亡しています。
ラクダが感染源と言われているため、中東で発症することが多いようです。
他の流行したウイルスから考える
新型インフルエンザ
2004年頃から日本で鳥インフルエンザが流行しました。
その後も日本だけでなくアジア各国で鳥インフルエンザが流行しました。
人間には感染しないけれども、変異するかもしれなということで注意するように警告されます。
鳥インフルエンザが流行する中、2009年にメキシコで豚インフルエンザが流行していると報道されました。
この豚インフルエンザのウイルスが由来してメキシコで謎のインフルエンザが流行しました。
日本では2009年5月にカナダから帰国した高校生3人が初めて感染しました。
すでにあったタミフルが効かずに広まったともされています。
日本での流行は2010年3月まで続きました。
現在はインフルエンザA型のほとんどが新型インフルエンザとされています。
季節性のインフルエンザとして落ち着きました。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスで発症する症例はほとんどが季節性です。
その為、春までには収束するのではないかと言われていました。
しかし、あまりの感染力に「夏までではないか」と言われ始めました。
WHOは「夏まで収束するとは限らない」と発言していますが、
香港の専門家も「収束しない」と発言しています。
感染源がはっきりしているMERSに関してもラクダと触れなければ感染することはほとんどありません。
これまでの流行しているウイルスから考えると新型コロナウイルスも「季節性」なんじゃないかと思いますよね。
また、そう願いたいです。
ただ、今までにない感染力を考えると本当に「季節性」か微妙です。
2020年の夏には東京オリンピックが控えています。
オリンピックまでには収束してほしいですね!
新型コロナウイルスの予言、ドラマがしていたんだとか…。
いや、改めてみるとこのドラマすごいです。
予言がすごい…。
レンタルならこちらから!