鈴虫寺ってどんなところ?~願いが叶うお寺に行ってみた~
「願いが叶うお寺」として巷で噂の鈴虫寺。
願いが叶うのなら一度は行ってみたいですよね。
「でも、どんなところか下見しておきたい」
そんな方のために鈴虫寺を紹介したいと思います。
鈴虫寺とは
1年中鈴虫の泣き声が聞こえることから「鈴虫寺」と呼ばれるようになりました。
30分ほど和尚さんにお話を聞いた後、お守りを購入してお地蔵様にお願い事をすることで願いが叶うと言われています。
芸能人もお忍びでくることがあるとか…。
行き方(アクセス)
京都駅から鈴虫寺に向かうには
市バス「28番 大覚寺行き」に乗り、「松尾大社」で下車、その後15分歩くと到着します。
このルートでは60分ほどかかるそうです。
京都バス「73、83鈴虫寺行き」であれば、終電の鈴虫寺まで乗って徒歩2~3分で到着します。
このルートも60分ほどかかります。
その他、三条京阪前、四条烏丸、映画村、嵐山からなどのアクセスがホームページに記載されています。
今回、私は電車で向かいました。
大阪・梅田からのアクセスをご紹介します。
まず、阪急電車の乗り場へ。
そして、2番3番乗り場の「京都河原町行き」ホームへ行きます。
大阪梅田駅から桂駅まで行きたいので、今回は「快速急行」を利用しました。
阪急桂駅は特急、通勤特急、快速急行、快速、準急、普通電車が止まります。
快速急行であれば、途中6駅とまり約35分ほどです。
朝8時過ぎの電車だったためか、あまり人はのっていませんでした。
横並びの椅子タイプではなく、新幹線のような発進向きと同じ向きの椅子タイプでしたので、ストレスフリーです。
そして、桂駅到着。
隣を見ると「桂-嵐山」の電車が。
桂駅からはこの「桂-嵐山」とかかれた嵐山線に乗って最寄り駅の松尾大社駅目指します。
階段を下りて1番ホームへ。
乗ると、すいていました。
そして、松尾大社駅で下車。
駅をでると松尾大社の大きな鳥居がありました。
ここも有名みたいです。
しかし、私は鈴虫寺へ。
Googleマップをもとに向かうと、辺りは住宅街。
「え?本当にあってる?」
と思いながら進むと、「鈴虫寺」と矢印がかかれた看板を発見!
「ここ、正規ルートなんだな」
と思いながらすすむと、発見しました!
鈴虫寺!
9時オープンで、到着は9時過ぎでした。
そのため人はぽつぽつとしかいません。
カップルや友達同士で2人以上でくる人が多いと言われていましたが、入り口付近にいる限り、おひとりさまも多かったです。
待ち合わせしていた友達は電車を乗り間違えたため、20~30分遅れるとのことで階段下で待機しました。
待機中も、人がまばらにはいっていきます。
やっぱりコロナウイルスと天気のせいかな…という感じです。
ちなみに、今日の天気は雨。
傘が必要なぐらいの雨量でした。
そして、友達が到着して受付目指して向かいます。
ちなみに受付へは石の階段なので、足腰悪い方はご注意ください。
結構ハァハァ言いました。
料金
拝観料は大人500円、子ども300円(4歳から中学生)です。
お茶とお菓子つきでこのお値段。
500円ピッタリ払う人と1000円でおつりが必要な人2パターンが多いため、おつりはすぐ渡してくれます。
ちなみに、お守りは1つ300円です。
混雑具合
ホームページには混雑状況の予想をカレンダーで示してくれています。
最近は観光客の人が少ないのか、あまり混雑していないようです。
ただ、和尚さんの説法を30分ほど聞きますので、受付するタイミングによっては待つ場合もあります。
ちなみに、私は9時30分頃到着したので、10時頃の説法を聞いたようです。
お寺の人に「こちらへどうぞ」と案内されるのですが、人はお部屋の半分ほど。
50名もいないんじゃないかなという具合です。
混雑しているときは最大で200名ほどお部屋に入るそうですから、人気度の高さをうかがえますね。
新型コロナウイルスの影響で、入殿に人数制限を設けているようです。
だから少なかったのかも、という感じです。
所要時間
和尚さんの説法は30分程度です。
終われば、お寺の庭をぐるっと一周してお地蔵様にお願い事をして帰ることができます。
40分ほどで終わるかと思います。
和尚さんの説法
和尚さんの説法が第二の見どころです。
ちなみに、第一はお願い事なんですが…。
漫談かな?という面白い説法で有名です。
実際聞いてみると、こちらを飽きさせないような話術で上手にお話していました。
まず、どこから来たか、何回きたかなど、メジャーなトーク。
そして、お地蔵様へのお願い事の仕方。
泣いている鈴虫の説明。
そして、和尚さんからの教えという流れでした。
お部屋にはいると、鈴虫の泣き声でまず迎えてくれます。
和尚さんによると、虫の寿命は長くないからこの鈴虫たちもすぐに死んでしまうそう。
儚い命だけど、しっかり赤ちゃんから育てて一年中泣いてくれるように温度調整をきちんと行っているんだとか。
ちなみに、泣いているのはオスのみ。
メスはいないのかというと、メスもいっしょに入っているようです。
泣き声は鈴虫で言う「ラブコール」
メスなしにはオスは泣かないそうです。
「温かいうちにどうぞ」とお茶とお菓子を勧められます。
お寺ではお茶とお菓子をだしておもてなしするのが基本であり、暗黙のルールだそうです。
おいしくいただきました。
そして和尚さんのお話がはじまります。
今回は「人間関係で疲れてしまったら」というお話。
人間関係で疲れやすい私は和尚さんの教えをありがたく聞かせていただきました。
願う場所
部屋をでて庭を回ると、入ってきた場所へ戻ります。
その左手にあるのが願いが叶うとされているお地蔵様。
名前は「幸福地蔵菩薩」と言い、「幸福地蔵さん」と呼ばれています。
右手には錫杖と呼ばれる杖、左手には宝珠と呼ばれるお宝を持っています。
そして、わらじを履いているのが特徴です。
これはお地蔵さまがお願い事をした人々のところに歩いていくために履いています。
お願い事をした人のところに歩いてきてくれるということで、「ここへ来てね」とお伝えしなければいけません。
そのため住所と名前を伝え、お地蔵さんに来ていただきましょう、ということです。
購入したお守りの「幸福」の部分を隠さないようにして、挟むようにもちお願いするとよいとされています。
お守りにはミニお地蔵様が入っているとされていて、ちょうど「幸福」の部分はミニお地蔵様の頭の部分なので、出しておきましょうということのようです。
お金をいれてお願い事をして、終わりです。
帰る頃には次に入室する人達の列が長くできていました。
時間帯によってはとても混雑するようです。
おすすめはオープン時間の9時に到着するぐらいが混雑を避けられるのかもしれません。
友達には「どんな執念で行きたかったのよ」と言われてしまいましたが、願いが叶えばなと思います。
願いが叶うのに時間がかかっても和尚さんのお話はとてもタメになりますので、ぜひいってみてください。
ひとりで行く人もいたので、ひとり旅としてもおすすめです。
他にもパワースポット巡りをして、お願い事叶えたいですね!
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ちなみに、鈴虫寺まで長旅でした。
帰宅後は疲れのあまり爆睡です(笑)
長旅には音楽を聴いて出かけると、時間を忘れてしまいますよね。
かわいいイヤホンでの長旅は周りとの差別化をはかれます。
オシャレですね♪