亀と山P、どうしてそんなに盛り上がってるの?~地元じゃ負け知らず~
前回、期間限定ユニットの盛り上がりについて触れてみました。
コンサートを行うユニットもいれば、ドラマや舞台限りのユニットもいました。
2020年亀梨和也と山下智久のユニットが話題になっています。
まずは、話題になった出来事を紹介します。
2020年ツアー決定
大阪・東京でコンサートツアーが決定しました。
京セラドーム(大阪)
5月9日(土) 18時開演
5月10日(日) 16時開演
東京ドーム(東京)
6月13日(土) 18時開演
6月14日(日) 17時開演
申し込みや詳細については3月6日(金)以降に発表されす。
そして、オリジナルアルバムも発売予定です!
詳細はまだ発表されていませんが、ツアー前に発売されると思います!
期間限定ユニットのコンサートは、過去にもありました。
しかし、どうしてここまで盛り上がっているのでしょうか。
開催されるのはドームツアーです。
集客力がなければできません。
どうしてここまで期待されているのでしょうか。
歴史をたどってみます。
最初の結成~修二と彰~
2005年日本テレビドラマ「野ブタ。をプロデュース」に出演した亀梨和也と山下智久。
亀梨和也演じる桐谷修二と山下智久演じる草野彰の名から「修二と彰」と名付けられました。
名付け親はジャニー喜多川。
期間限定ユニットとはいえ、プロデュース力は弱めません。
当初、修二と彰は期間限定ユニットで2005年の年末までの期間の活動予定でした。
ドラマが終わり、歌番組としても締めくくりが良いからです。
しかし、リリースした「青春アミーゴ」はミリオンセラーを記録し、人気に火が付き2006年にもテレビ出演が続きました。
その結果、2005年、2006年のオリコン年間シングルランキングで2年連続TOP3を記録しました。
皆さん、おわかりいただけますでしょうか。
結成当時から人気に火が付きましたが、火の付き方が異例でした。
どうして、ここまでヒットしたのでしょうか。
アイドルとしての立ち位置
2005年当時、亀梨和也はKAT-TUNとしてCDデビューしていません。
CDデビューを待ち焦がれるファンは大勢いました。
その中で亀梨和也の歌声がCDとして発売されることは、ファンにとって嬉しく貴重で光栄なことでした。
しかし、心のどこかで「KAT-TUNとしてやっぱりCDデビューしてほしい」という想いがあったのです。
気持ちが葛藤する中、出演していた「ごくせん」第2シリーズ挿入歌「絆」が収録されていたこともあり、購入しようという気持ちが高まったと思われます。
一方、山下智久はNEWSとして活動していました。
2005年は内博貴が未成年で飲酒したことで芸能活動謹慎処分を受けてしまい、メンバーが1人少ない状態でNEWSは活動していました。
なんとしてでも活気づけていかないといけない、下がったグループの好感度を上げなければいけない時期でした。
しかし、2006年1月に草野博紀の未成年飲酒問題が再び起こってしまいます。
活動自粛を余儀なくされ、NEWSも6人での活動になってしまいました。
5月以降、内博貴、草野博紀の飲酒問題により、NEWSの活動も2006年の活動を休止せざるを得なくなりました。
その期間、山下智久はソロ活動に専念することに。
ドラマ「クロサギ」に主演として出演し、主題歌も担当しました。
主題歌「抱いてセニョリータ」は累計売上80万枚以上とヒット。
テレビ朝日放送「ミュージックステーション」にてスタンドマイクが倒れても歌声が聞こえてしまう「口パク騒動」があり、若干の好感度が下がってしまいましたが、修二と彰での青春アミーゴの栄光のおかげでなんとか好感度を維持することができました。
ファンも「腐っても鯛」ならぬ「腐っても山P」「何があっても山Pはアイドル」「山Pは王子様」という勢いで、山下智久を応援し続け、人気を保っていました。
亀梨和也と山下智久の人気の高さから修二と彰が大ヒットしたと思われます。
簡単にまとめてしまえば、
・修二と彰もとんでもなく人気ユニットになった
という発売当時中学生だった私が推測していたことを、ややこしい言葉で説明した次第です(笑)
ドラマの影響
修二と彰は日本テレビ放送「野ブタ。をプロデュース」から生まれたユニットです。
視聴者層は10代が多く、若年層がよくみていたドラマと言えます。
「中高生がハマった学園ドラマ」というところでしょう。
自宅のドラマをみているとエンディングでは「地元じゃ負け知らず~♪」と流れてきます。
娘がリビングでみているところ、母親もドラマを見るまではいかなくても、「地元じゃ負け知らず~♪」と耳に流れてきたのではないでしょうか。
「この曲が耳から離れない」ということで、母親も「青春アミーゴ」を娘とよく聞く。
購買意欲を高めるために、歌番組の出演が多くなります。
すると、耳にする機会も増えます。
気付けば修二と彰の虜に…。
となっている母親や父親、親子がいるのではないでしょうか。
ドラマの影響で音楽を知り、修二と彰を知り、キャッチーなメロディーとどこか懐かしい歌詞に夢中になり、気が付けばファンになっていた、という人もいるのではないでしょうか。
ドラマに人気ジャニーズが2人もでていたので、火がついて人気ドラマとなり、主題歌にも火が付いたということで、ヒットしたと考えられます。
忘年会シーズン
「青春アミーゴ」は2005年11月に発売されました。
「来月、忘年会どうしよう」とネタ選びで悩んでいるサラリーマンの方々も多かったのではないでしょうか。
発売したタイミングがよかったですね。
「家族が見てるから」「有名な曲だし」「若い子も知ってるでしょ」「みんな盛り上がるよね」
忘年会ネタとしては十分でした。
また、振り付けも踊りやすく、手を付けやすい曲でした。
練習するお父さま方はカラオケでかなり練習したでしょう。
だって、1ヶ月で覚えなければいけませんから…。
となると、カラオケで通い詰めたこと間違いなしです。
また、忘年会が終わった後も「あの曲、歌ったよな。」「楽しかったよな」とカラオケで再び余韻を楽しむ、なんてこともしていたのではないでしょうか。
ヒットした鍵がここにもありそうですね。
以上、ヒットした理由を連ねてみました。
結果的に言うと、
・人気アイドル同士のユニットだったから
・子どもの影響で、家族の影響で
・発売日が忘年会シーズン直前
ということですね。
そして、修二と彰の「青春アミーゴ」発売後、2017年に再びユニットを結成したのです。
次回、亀と山P再結成についてお伝えします。