横山裕は路線変更したのか?~バラエティ班から俳優へ。デビューから今に至るまでを振り返ってみた~
フジテレビ放送「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」に出演していた横山裕。
シーズン2の最終話からシーズン4まで出演しており、クールな表情にファンは虜となりました。
しかし、横山裕といえばビュー当時、関ジャニ∞の中では村上信五と並ぶバラエティ班。
村上信五とともにバラエティ番組には欠かせない存在となるのかと思いきや、気づけば演技派ジャニーズとして活躍していました。
路線を変更したと思われる仕事の振り幅。
果たして、横山裕は芸能活動中に路線を変更したのか。
まとめていきます。
バラエティ担当からクールな俳優へ
2002年、横山裕が21歳の時に関ジャニ∞が結成されました。
この頃から横山裕は関西テレビ「J3KANSAI」でMCの立ち位置でした。
2004年9月に「浪花いろは節」でCDデビューすると、横山裕の立ち位置は変わりません。
しかし、オリコンチャートで1位を獲得したにもかかわらず、テレビ出演は大幅に増えませんでした。
ヒットしたとされる2007年。
横山裕は25歳になった頃、「ズッコケ男道」が発売されました。
レーベルを演歌部門からポップス部門へと変えることで、テレビの出演も増えました。
ズッコケ男道ではイントロの「ワン・ツー・ワン・ツー・ウー!」と掛け声も担当。
曲を勢いづける役目として、まだバラエティ班としての立ち位置は変わっていません。
テレビ出演も増えるようになり、ドラマの出演も増え始めました。
フジテレビ放送「拝啓、父上様」では板前の見習い役として人懐っこい役柄を演じました。
おっちょこちょいな役柄でもあったので、普段の横山裕と似た印象を抱かせるような役でした。
しかし、日本テレビ放送「有閑倶楽部」ではクールな生徒会長の役。
この「有閑倶楽部」からクールな役柄が以外にも似合っていると評されて、クールな役柄を演じることが増えています。
2009年に日本テレビで放送された「ザ・クイズショウ」や「左目探偵EYE」ではメインキャストとして選ばれました。
そして、主人公の敵対する役を演じ、普段見たことのない横山裕の姿を見せています。
関ジャニ∞としても、今までは賑やかな関西人らしいような歌や、聞くと楽しくなるような楽曲が多く、「関ジャニ∞=賑やか」という印象付けをしていました。
しかし、2010年には「LIFE~目の前の向こうへ~」を発売。
シングル曲として初めてのバンド曲となりました。
曲の印象も賑やかではなく、メッセージ性の強い楽曲。
横山裕は後列でパーカッションを演奏しながら、賑やかな印象を抑えていました。
その後、「T.W.L」や「がむしゃら行進曲」などの賑やかな楽曲から、「ツブサニコイ」や「365日家族」など音楽性の高い楽曲まで、幅広い楽曲を演奏するようになりました。
そして、横山裕自身のイメージも、関ジャニ∞の楽曲の印象に合わせて変化するようになりました。
しかし、俳優業としても活躍していた横山裕。
「絶対零度」や「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」に出演し、クールな役柄を演じることが大幅に増え、トーク番組に出演するときとのギャップにファンはときめくほどでした。
横山裕は「路線変更した」というよりも、「クールな役柄が多くの人に評されるようになった」という印象です。
自ら路線変更したのではなく、周りの環境により路線変更せざるを得なくなったようです。
音楽に深くかかわるように
「誰かが喜んでくれたり、自分も頑張ろうと思ってくれたら嬉しい。」
「なによりメンバーをびっくりさせたい」という想いで楽器を始めた横山裕。
これまで、バンド曲ではパーカッションを担当し、音楽に対する想いも他のメンバーより熱くありませんでした。
しかし、楽曲を披露することが増えると音楽に対する想いも熱くなったようです。
当初はサックスをしようとしていた横山裕でしたが、当時メンバーだった錦戸亮に「サックスではなくトランペットにしてほしい」とお願いされてしまいます。
「本気のサックスをしようとしているのに、なぜそこまで錦戸に気を遣わないといけないのか」と思わず腹が立ってしまいました。
しかし、スタッフから「トランペットが主役になれる楽器」という情報を聞くと、トランペットに即決したそうです。
2014年「JUKEBOX」のライブツアーでメンバーはじめファンにトランペットの演奏を初披露し、その場にいたすべての人を驚かせました。
トランペットの腕前はすぐに上達し、テレビ朝日放送「関ジャム」でもトランペットの演奏を披露。
全国の音楽通にもトランペッターであることが知られました。
関ジャニ∞の楽曲でもバンド曲が増え、横山裕に刺激を与えて路線変更したと思わせたようです。
プロデューサー・横山裕
俳優としてもトランペッターとしても安定した活躍を見せている横山裕。
現在では、関西ジャニーズJr.出演のライブや舞台の演出を手掛けています。
過去、関ジャニ∞自身のライブにおいて、コントコーナーや笑いを誘うようなコーナーの演出もしていた横山裕。
自分のスキルを後輩たちの舞台でも生かし、後輩たちがジャニーズJr.時代の自分たちよりも活躍できるようサポートしています。
演者としてではなく、裏方としても活躍の幅を広げて「路線を変更した」と思われているのかもしれません。
横山裕は路線変更したという印象ですが、活躍の幅が広がったために思われた印象のようです。
デビュー当時はがむしゃらで、自分のもっているスキルのみで勝負していました。
それが、ただバラエティ寄りのお笑い担当だったということ。
しかし、芸能活動中に周りから刺激をうけて、新たな才能を開花させています。
路線変更は横山裕自身に「挑戦したい」という気持ちが芽生え、心情が変化したのかもしれません。
横山裕出演のフジテレビ放送ドラマはこちらから確認できるかもしれません。