1日1個まで！？卵は1日何個まで食べていいの？～ダイエットに効果的な卵の食べ方～
良質なたんぱく質が含まれていて「完全栄養食」とも呼ばれる卵。
高たんぱく低糖質ということでダイエットにおすすめの食材です。
オフィスで働く女性の間で「間食にゆでたまご」を食べることが流行してるんだとか。
とはいっても、「食べすぎはよくない」「卵は1日1個まで。コレステロール値が高くなりすぎる」などと言われ、たまごの摂取を躊躇してしまうことも。
しかし、実は1日に食べてよい卵の数の制限はないようなのです。
どうして卵は1日1個までといわれるようになったのか。
卵は本当に複数個食べても大丈夫なのか。
おすすめ調理方法などをまとめてみました。
卵は1日1個説、どうして起こった？
1970年代、「卵は1日1個まででないとコレステロール値が高すぎる」と研究が発表されました。
厚生労働省では1日のコレステロール量が女性であれば600mg、男性であれば750
mgと設定していました。
卵1個のコレステロール値はLサイズの卵で約300mg含まれています。
他の食材や調味料から摂取ることも考えると、卵は1日1個までが良いと言われていました。
しかし、転機は2015年に起こりました。
厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準」ではコレステロールの上限値の記載がなかったのです。
コレステロールが多い食品を食べても、血中のコレステロール値には影響がない研究が相次いだため、1日のコレステロール値は十分な根拠がないとされて削除されました。
とはいえ、「卵1日1個説」は多くの人のなかで根付いている定説になってしまいました。
それは「卵を1日に1個程度食べると、心血管疾患のリスクが低下する」と発表されたからです。
中国の研究結果で、卵を毎日食べる人、たまに食べる人、ほとんど食べる人で比べたときに、毎日1個食べている人が心筋梗塞などのリスクが一番低いということが判明したのです。
厚生労働省が「十分な根拠がないから上限値を削除した」ことよりも、中国の「毎日1個卵を食べると心疾患のリスクが減る」という具体的な研究結果が支持されて、多くの人が「卵は1日1個にしておいたほうがいい」と思うようになったようです。
たまごを複数個食べても大丈夫な理由は体のすごい仕組みのおかげ！
2015年、どうして厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」でコレステロールの上限値の記載を削除したのでしょうか。
1日2個の卵を食べます。
すると単純に計算すれば血中コレステロール値は約600mg。
1日3個の卵を食べれば、約900mg。
厚生労働省は「特に問題ではない」ということですが、数字的には大問題ですよね！
この問題を解決してくれるのが「肝臓」です。
実は、食べ物からの摂取されるコレステロールは体全体の約20%といわれています。
そして、他の80%は肝臓で作り出しています。
…ということは、1日2個以上食べてしまえば大量のコレステロールが。
と考えれば考えるほど恐ろしいことになってきますよね。
これが、体の仕組みってすごいんです。
体からコレステロールが入ってくると、肝臓でつくるコレステロールの量が減りバランスを保っているんです。
そのため、食べすぎても肝臓で調整してくれるのであまり心配ないのです。
人間の体ってうまいことできていますね！
卵は1日何個食べてもよいの？
「いくら食べてもコレステロールの量が問題ないのであれば、いくらでも食べていいの？」
いいえ、食べすぎは禁物です。
卵にもカロリーが存在します。
残念ながら0カロリーの食材ではありません。
丸くても、白くてもカロリーはあります。
卵のカロリーは1個約80kcal。
10個も食べれば800kcalです。
食べすぎるとカロリーを過剰摂取することになり、ダイエットとして不適切です。
1日1～2個は問題ないとされています。
ダイエットに効果的な卵の食べ方は？おすすめ3選
①ゆで卵
たんぱく質を無駄なく摂取するにはゆで卵が一番おすすめです。
殻のままゆでるので卵本来の形を維持することができます。
熱くても冷たくてもおいしい。
サラダにいれても食べやすく彩も豊かになりオシャレ感が増します。
最近は「ゆで卵ケース」が売られていて持ち運びもお手軽です。
まとめてゆでておけば冷蔵庫で1週間は持ちます。
一番おすすめです。
②オムレツ
洋風でオシャレな料理ですが、ヘルシー野菜をいれるのがおすすめです。
卵のたんぱく質も摂取できる。
そして、野菜がはいっているので食べ応えもあります。
満足感を得やすい料理かもしれません。
③スクランブルエッグ
簡単な調理法の卵料理です。
フライパンに卵を流し込んでお箸でくるくる混ぜて火を通すだけ。
子どもの頃よく作った記憶があります。
子どもでもつくれますね。
オムレツも同じことが言えますが、フライパンに卵を流しいれる前にバターをいれるとカロリーオーバーしてしまうので注意が必要です。
調味料もケチャップや砂糖をたくさん入れすぎるとカロリーや糖質もオーバーしてしまいます。
塩コショウのシンプルな味付けにオリーブオイルなど体に良い油を使って調理することで、ヘルシーに仕上がります。
ダイエットの味方、ゆで卵。
食べ方を間違えてしまえば、一気にダイエットの敵となります。
気を付けましょう！
最近では、レンジでゆで卵も作れるようになりました！
これは便利です！
2個入り、3個入り、4個入りなどいろいろあるみたいです！
リンク
「朝ごはんはゆで卵とスムージーなんです」
…一度は言ってみたいぐらいおしゃれ（笑）
