CDデビューしてないのにジャニーズJr.卒業ってどういうこと？ ～役者としてデビューしたジャニーズJr.、関西ジャニーズJr.～
「CDデビューすればジャニーズJr.を卒業」
ジャニーズ事務所のシステムはCDを発売しなければJr.を卒業できない風潮でした。
しかし、いつしかCDデビューをしなくてもジャニーズJr.を卒業できるようになったのです。
音楽ではなく別の分野で活動を認められたタレントたち。
いつ、どのタイミングでCD発売なしにデビューしていくのか、調査していきます。
初めての俳優で活躍していたから卒業していた生田斗真
1996年、11歳でジャニーズに入所るすると、NHK教育「天才テレビくん」にてれび戦士として出演し、ジャニーズJr.としての活動をはじめます。
翌年、1997年NHK連続テレビドラマ小説「あぐり」に出演し、役者デビューを果たしています。
若かりし頃は俳優業だけでなく、アイドルとしてエリートの道を歩んでいました。
松本潤、相葉雅紀、二宮和也とともにMAINというグループが結成され、第2のキムタクと評されるように。
しかし、生田斗真以外のMAINメンバーは嵐のメンバーに選ばれ、のちに大活躍を果たします。
デビューの機会を逃してしまった生田斗真。
ドラマや映画で経験を積み、役者としての磨きをかけました。
そして、転機となる作品に出会います。
2007年フジテレビ放送ドラマ「花ざかりの君たちへ～イケメン♂パラダイス～」に出演したことで、注目を浴びました。
ドラマは堀北真希や小栗旬、水嶋ヒロなど豪華俳優陣が出演していました。
大ヒットドラマとなった卒業式スペシャルやシリーズパート2が公開されています。
世間に知られるようになった生田斗真。
しかし、世間は疑問を抱きます。
「まだジャニーズJr.なのか」
「いつデビューするのか」
「俳優としては一流なのになぜJr.扱いされているのか」
生田斗真の評価が高かっただけに、ジャニーズJr.であることが疑問視されました。
2010年、世間の声をきっかけにジャニーズ事務所は生田斗真の実力を評価し、異例の「ジャニーズJr.卒業」を認定しました。
じわじわ活動範囲を広げていた風間俊介
当初から生田斗真とともにジャニーズJr.のセンターとして大活躍でした。
しかし、高校受験のために芸能活動を休止。
復帰することには生田斗真のバックで踊る存在になってしまったのです。
以前のように活躍したい風間俊介に転機が訪れます。
1999年TBS放送ドラマ「3年B組金八先生第5シリーズ」に出演し、シリーズのキーマンとなる役を演じました。
衝撃的な役柄と演技力に、業界が絶賛。
ドラマへの出演が増えることとなりました。
2002年には山下智久、生田斗真、長谷川純とともにFourTopsを結成し、生田斗真と肩を並べて活躍できる立ち位置まで戻ることができました。
これでデビューへの道も安泰かと思いきや、ジャニー喜多川から衝撃的な言葉を言われてしまうのです。
「このメンツでデビューすることはない」
2003年に山下智久がNEWSとしてCDデビューしFourTopsは事実上解散してしまいました。
デビューの道が見えなくなってしまった風間俊介。
ここで第二の天気がやってきます。
知名度はあがり、ドラマのみならず情報番組の司会やバラエティ番組にも出演するようになりました。
多くの人に知られるようになったため、2015年にジャニーズJrを卒業しました。
ちなみに、2013年に一般女性と結婚、2016年に男児の父になっています。
ディズニーランド・ディズニーシーが大好きと公言しており、演技で見せる表情とのギャップに女性をときめかせてファンを獲得しています。
フジテレビ放送「RIDE ON TIME」ではナレーションも務めています。
ジャニーズJr.を卒業し、ホームページ内で個別ページが作成されていたふぉ～ゆ～
越岡裕貴、松﨑祐介、福田悠太、辰巳雄大の4人で結成されたふぉ～ゆ～。
全員が1998年にジャニーズ事務所に入所し、2006年に堂本光一主演舞台「Endless SHOCK」で4人がともに活動しました。
2011年ふぉ～ゆ～は結成されます。
2013年にはジャニー喜多川に直談判して「Live Houseジャニーズ銀座」で初めて4人だけのステージを行いました。
そして、その勢いで梅田芸術劇場にて単独ライブの企画と発表がされました。
しかし、突然の公演中止。
勢いよくはつづきませんでした。
KinKi Kidsのバックダンサーを主に務めますが、ふぉ～ゆ～はある程度年齢を重ねての結成されたグループ。
全体のバランスをはかるために、ベテラングループのバックダンサーにつくことが多く、一通りのグループのバックダンサーを務めたと言われています。
ジャニーズ事務所に入所して17～8年間ジャニーズJr.として下積みを経験します。
そして、2015年、錦織一清演出舞台「壊れた恋の羅針盤」に初出演。
2017年には舞台「GACHI～全力entertainment 4U」の原案を担当し、主演も務めました。
多くの先輩に助けてもらいながら、2018年3月にジャニーズJr.を正式に卒業。
2019年にはジャニーズのグループとしてはじめてLINE公式アカウントを開設しています。
酸いも甘いも多くを知っているふぉ～ゆ～は深夜バラエティ番組などの引っ張りだこです。
これから活躍し、ゴールデンタイムのバラエティ番組や舞台や映画に出演することが見込まれます。
次期生田斗真？舞台での活動をすすめる元関西ジャニーズJr.浜中文一
ファンからは「ぶんちゃん」の愛称で親しまれています。
関西ジャニーズJr.で「Veteran」などのグループで活動しました。
2000年には錦戸亮・東山紀之率いる「Secret Agent」のメンバーに選ばれます。
今や関西ジャニーズJr.にも光が当たるようになりましたが、入所当初は鳴かず飛ばず…。
↓ちなみに現在はスポットライトがあてられています↓
そんなときに2007年に滝沢秀明プロデュース「舞闘冠」メンバーに選ばれ、全国的のジャニーズファンに徐々に知られていくようになりました。
そして、「Endless SHOCK」などの舞台を中心に経験を積み、俳優として演技力を磨きました。
関西ジャニーズJr.としても大ベテランの立ち位置となり、2016年には「50Shades～クリスチャン・グレイの歪んだ性癖～」で舞台初出演を果たし、2017年秋に関西ジャニーズJr.を卒業しました。
全国的にはあまり知られていないジャニーズタレントかもしれませんが、関西では圧倒的知名度を誇る関西ジャニーズJr.のひとりでした。
「関西ジャニーズJr.のドン」というような感じでしょうか…。
ちなみに、深田恭子主演、横浜流星出演の話題ドラマにも出演し、話題を呼びました！
リンク
2019年退所してしまった40歳までJr.佐野瑞樹
1991年にジャニーズ事務所に入所し、1996年までに光GENJI、SMAP、V6、KinKi Kidsのバックダンサーとして活躍しました。
ドラマや映画に出演し、舞台俳優として活躍するも、CDデビューするタイミングは合わず…。
気が付けば2013年に40歳を迎え、「40代のジャニーズJr.」として大注目を集めました。
2015年にジャニーズ公式サイトにて単独ページが開設され、ジャニーズJr.を卒業しています。
本人曰く、20代後半から役者として活動していたため、ジャニーズJr.としての自覚はすでになかったようです。
2018年に契約満了の為、45歳でジャニーズ事務所を退所しましたが、大きな功績を残して退所していきました。
CDデビューすることだけがジャニーズJr.卒業ではない、ジャニーズ事務所。
次に役者としてデビューするのはだれになるのでしょうか。
楽しみですね。
ジャニーズJr.育成を手掛けている「ジャニーズアイランド」社長・滝沢秀明の手腕の見せ所かもしれません。
